河崎墨蓋コンテスト
当ギャラリーのある伊勢河崎で、河崎墨蓋コンクールという、小中学生を対象にしたデザインコンテストで作品を募集しています。
墨蓋(すみぶた)とは、瓦の一種で、屋根の隅の向きが違う瓦と瓦がぶつかるところに水が入らないようにフタをする役目があります。
河崎の古い町並みではいろいろな形の 隅蓋が屋根にのっています。水に関係するものが多く、一番多いのは「波」。他に「カエル」や「亀」、「鯉」、「桃」などが見られます。珍しい形としては 「丸亀」や「ガマに仙人」。
そのひとつひとつに住んでいる人の願いが込められています。水に関係するものは火事から家を守るようにという願いです。当ギャラリーの墨蓋も波です。
同じ波でもそれぞれの家によってデザインも異なり、それ自体がその家のシンボルのような存在。
その、墨蓋に着目して、今の子供たちが墨蓋をデザインしたら、どんなデザインを作るかな、どんな願いを込めるかな。それにより、あらためて子供達に墨蓋の事を知ってもらおうという素敵な企画だと思います。
たくさんの子供さんに参加して頂き、河崎について知って頂く機会になればいいなと、願っております。
僭越ながら私も審査員をさせていただく事になりました。今から子供達の作品を見せて頂くのが楽しみです。